DEPARTMENT OF RADIOLOGY, HYOGO COLLEGE OF MEDICINE

先輩医師からのメッセージ

研修医の1日

2016/3/22 投稿者:和田

こんにちは、後期研修医1年目の和田です。
北海道札幌市の市中病院の研修医ですが、縁あって、平成27年度から当院放射線科に国内留学生として在籍しています。
私が放射線科医となった理由は、努力した分だけ画像が読影できるようになる楽しさとinterventional radiology; IVRの手技・種類の多さに魅了されたからです。現在は、放射線診断をメインとして週2日、IVRに携わっています。

放射線 画像診断・IVR

研修では、頭の先から足の先までの病変の画像診断の検査力、読影力を身につけることができます。
IVRでは低侵襲な診断・治療を行うための適応の判定、手技と病棟管理能力を養っていきます。

カンファレンス

主に、脳外科、頭頸部外科、泌尿器科、整形外科、小児科・小児外科、腹部外科、呼吸器内科・外科との合同カンファレンスに参加することができます。他科とのカンファレンスは、専門の臨床医が放射線科医に読影で何を求めているのかを肌で感じることのできる貴重な勉強の場です。以前に読影した症例の病理結果が判明している際は、診断医にとってのフィードバックの場にもなります。

CT/MR検査業務・読影

画像診断は、診断専門医の要です。
放射線科医を目指す方はもちろん、将来どの科に行っても役立ちます。

IVR:interventional radiology

低侵襲で患者さんに優しい治療、IVR。
最高のアウトカムを出すために、日々の準備と復習が重要です。当院のIVRの特色として、一般的な症例の他、門脈圧亢進症に伴う疾患、動静脈奇形やラジオ波治療の適応疾患が多く見れます。

院内勉強会

毎週水曜日17:45から神経放射線の勉強会をしています。
研修医は、症例を予め渡され、当日に全員の前で発表をします。
初期研修の先生に頭蓋内の解剖をわかりやすくご説明下さいました。
いつも有難うございます。

当院の神経放射線の指導医 石藏准教授(写真の手前から2列目中央)

他、研修医と7年目までの若手医師で木曜日朝7:30から勉強会をしています。

教科書は3月から予定しています。

研究活動ほか

放射線科医はonとoffがはっきりしているのが特徴の科です。offの時間を勉強・研究に使うもよし、趣味・習い事に使うもよしです。私は、offの時間を実験・原著論文・勉強に充てています。
大学病院の研修なので、実験に参加できるというメリットを最大限に利用しています。

夜遅くまで動物実験を行う指導医と私(カメラマン)